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ハンセン病図書室

「隔離」という病いー近代日本の医療空間

「隔離」という病いー近代日本の医療空間

武田徹 
中央公論新社 2005年発行

解説

「病んでいるのは、患者たちよりむしろ、隔離システムを育む共同体のほうである」。そう語る著者は、差異を内包しつつ誰もが共存する場のあり方を模索する。その果てに辿り着いた理想的な共同体とは、なんと隔離の現場であるハンセン病療養所そのものであった。ミシェル・フーコーの牧人論やロバート・ノージックのユートピア論、さらには日本独特の「義理と人情」のメンタリティを補助線に、日本共同体の病理を読み解く一冊。