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ハンセン病図書室

闇をてらす足おと:岩下壮一と神山復生病院物語

闇をてらす足おと:岩下壮一と神山復生病院物語

重兼芳子 
春秋社 1999年発行

解説

日本初のハンセン病治療所として、フランス人の神父テストヴィドが開設した神山復生病院。その6代目院長を戦前から戦中にかけて務めたのが、熱心なカトリック教徒でもある岩下壮一だった。東大哲学科を首席で卒業、学者としての将来を嘱望されながら、学問の道を捨ててハンセン病治療に生涯を捧げた岩下は、夜中も一人病室を見回り、病に苦しむ人々に寄り添いつづけた。本書は、日本のハンセン病治療の黎明期を支えた人物の稀有な人柄と全身全霊の献身を架空の患者の視点で記録した一冊だ。