ハンセン病制圧活動サイト Global Campaign for Leprosy Elimination

Blogブログ

【参加者募集】ハンセン病文学で「知的書評合戦ビブリオバトル」を開催

Topics 2015.12.11

100411ビブリオバトルテキストロゴ3202016年の「世界ハンセン病の日」(毎年1月の最終日曜日)は、1月31日です。この日に、ハンセン病文学をテーマに六本木で「知的書評合戦ビブリオバトル」を開催します。
当日は、ハンセン病回復者の生き方を描いた小説『あん』の作者・ドリアン助川氏、大学時代に北條民雄について論文を書かれた中江有里氏、ハンセン病回復者の森元美代治氏をゲストに迎え、トークショーも行います。
皆さまのご応募をお待ちしております。

ビブリオバトルとは

ビブリオバトルのやり方の図

・発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる。
・順番に1人5分間で本を紹介する。
・それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う。
・全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか」を基準とした投票を参加者全員1票で行い、最多票を集めたものを『チャンプ本』とする。
※「ビブリオバトル普及委員会」公式ルールより。本イベントも、公式ルールに則って実施します。
3人並び写真ここでの「ハンセン病文学」には、ハンセン病患者や回復者が執筆している本のほかに、ハンセン病にかかわる記述がなされている本などを含みます。
本を探す際には、「ハンセン病図書室」も、ぜひご覧ください。

開催日時:2016年1月31日(日) 13:00~16:00(12:00開場)
開催場所:六本木・多目的スペースumu(東京都港区六本木6-9-1 テレビ朝日1F)
主催:日本財団
協力:紀伊國屋書店
参加費:無料
募集内容:
(1)観覧者※観覧者の募集は締め切りました。
事前申し込み先着100名には席を確保いたします。当日参加も可能(立ち見の場合あり)。
申込方法:こちらのフォームよりご応募ください。
★事前申し込みいただいた方には、当日受付でオリジナル高級チョコレートをプレゼント!

(2)バトラー(発表参加者)※バトラーの募集は締め切りました。
応募締切:2015年12月21日(月)
申込方法:こちらのフォームよりご応募ください。
※5名程度を予定。応募者多数の場合は予選を行います。
※本番に出場していただくバトラーの方には交通費補助あり。
★「チャンプ本」には、副賞として旅行券を進呈!

プログラム
12:00 会場、受付開始
13:00 オープニング(開会挨拶:日本財団会長 笹川陽平)
13:20 ビブリオバトル本選・投票
14:30 スペシャル・トーク「文学とハンセン病」
 【ゲスト】森元美代治氏(ハンセン病回復者)
      ドリアン助川氏(作家、ボーカリスト)
      中江有里氏(女優、作家)
15:30 クロージング(結果発表、表彰式)

エントリー作品(予定)
近藤宏一『闇を光に ハンセン病を生きて』(みすず書房)
石井光太『蛍の森』(新潮社)
宮里良子『生まれてはならない子として』(毎日新聞社)
ドリアン助川『あん』(ポプラ社)
遠藤周作『わたしが・棄てた・女』(講談社)

ゲストプロフィル
森元美代治氏
NGO IDEAジャパン代表。1938年鹿児島県奄美大島生まれ。中学3年でハンセン病と診断され、国立奄美和光園に入所。大学進学のため東京・多磨全生園に転園し、慶応義塾大学に入学。卒業後、都内金融機関に就職するが、ハンセン病の再発により全生園に再入園。99年、東京地裁ハンセン病訴訟原告団事務局長となる。2002年、全生園を退所。04年、ハンセン病患者・回復者・支援者の国際ネットワークIDEAの日本支部として、IDEAジャパンを設立。

ドリアン助川氏
作家、朗読者、ヴォーカリスト。2013年に発行した小説『あん』(ポプラ社)でハンセン病回復者の生き方を描いている。同著は15年に河瀬直美の監督で映画化され45カ国で公開され、英・仏・独語など5カ国語で翻訳された。他、著書に『メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか』(文春文庫)、『花鯛』(文藝春秋)、『ゲーテのコトバ』(幻冬舎)、『バカボンのパパと読む「老子」』(角川SSC新書)など多数。現在、語りの道化師として各地でライブ活動を展開。1月29日に新刊『あなたという国 ニューヨーク・サン・ソウル』(新潮社)発刊。

中江有里氏
女優、作家。大学の卒業論文で北條民雄を取り上げるなど、ハンセン病文学に造詣が深い。2002年、「納豆ウドン」で第23回BKラジオドラマ脚本懸賞最高賞を受賞し脚本家デビュー。著書に『結婚写真』(小学館文庫)、『ティンホイッスル』(角川書店)、『ホンのひととき 終わらない読書』(毎日新聞社)。現在、NHK『ひるまえほっと』中江有里のブックレビュー、フジテレビ系『とくダネ!』にコメンテーターとして出演。「東京新聞」「北海道新聞」では読書エッセイを連載。「信濃毎日新聞」書評委員。

【本イベントに関する問い合わせ】
日本財団コミュニケーション部 井上・佐治
TEL:03-6229-5131
Email:thinknow@ps.nippon-foundation.or.jp