Leprosy Sanatoriums & Resource center in Japan
日本のハンセン病療養所・資料館
患者隔離の時代を物語る長島愛生園の収容所(回春寮)
Leprosy Sanatoriums & Resource center in Japan
患者隔離の時代を物語る長島愛生園の収容所(回春寮)
2024年現在、日本国内にある国立ハンセン病療養所は全部で13カ所。
緑豊かな森、青々とした海に囲まれた療養所は、患者たちがかつておかれていた境遇、
日本のハンセン病政策が抱えていた問題、人々がなんの疑問ももたずに抱いてしまいがちな差別という感情、
こうしたものを教えてくれる、かけがえのない場所でもあるのです。
そのほとんどが入所者の高齢化、介護といった問題に直面しています。
この特集では、全国の療養所の情報とともに、ハンセン病の歴史や問題を扱う
資料館の情報を紹介します。
豪雪地に位置する日本最北端の療養所
青森県青森市
千本桜からパークゴルフ場まで将来構想をひたむきに実現しつづける
宮城県登米市
名湯、草津温泉の東。標高1,100メートルの高原にたたずむ
群馬県吾妻郡
なぜ病気の療養所に過酷な懲罰施設がつくられたのか。訪れる人びとに重い問いを投げかける資料館
群馬県吾妻郡
ハンセン病者を救済する「バルナバミッション」を立ち上げたコンウォール・リー女史の足跡と偉業を紹介
群馬県吾妻郡
「人権の森」につつまれた武蔵野の面影残る療養所
東京都東村山市
ハンセン病傷痍軍人のためにつくられた、東海北陸地区唯一の療養所
静岡県御殿場市
ハンセン病患者・回復者の生きた証しを残し、隔離と差別の歴史からの名誉回復を目指す
東京都東村山市
日本初かつ民間のハンセン病治療院としての苦闘と献身の歴史をいまに語り伝える
静岡県御殿場市
樹影濃い島を切り拓いてつくられた国内初の国立療養所
岡山県瀬戸内市
室戸台風の被害を乗り越えて開設された、長島ふたつめの療養所
岡山県瀬戸内市
瀬戸内海に浮かぶ面積61haの島にたたずむ
香川県高松市
ハンナ・リデルゆかりの地、熊本にひらかれた全国最大規模の療養所
熊本県合志市
私設療養所「回春病院」のなりたちとリデル、ライトの足跡を往時の建物内部に展示
熊本県熊本市
有刺鉄線に囲まれた地から始まった、人権獲得と生活改善のための自治活動
鹿児島県鹿屋市
四方を原生林と山に囲まれ、亜熱帯特有の文化を育んだ療養所
鹿児島県奄美市
青木恵哉が苦難の末に開いた古宇利島をのぞむ療養所
沖縄県名護市
差別的な政策による隔離と空襲による壊滅的被害 二重の困難の歴史をいまに伝える
沖縄県宮古島市