ハンセン病制圧活動サイト Global Campaign for Leprosy Elimination

Books on Leprosy / ハンセン病図書室

封印の島:上下

封印の島:上下

ヴィクトリア・ヒスロップ(著) 中村妙子(訳) 
みすず書房 2008年発行

解説

母をハンセン病で失ったマリアは、結婚を間近に控えたある日、自分もらい菌に感染していることが分かり、婚約は破談、家族とも引き裂かれ、ハンセン病者を 隔離する孤島スピナロンガへの移住を余儀なくされる。そこでマリアが目にしたのは、高度な自治のもとで活き活きと暮らす患者たちの姿だった……。かつてギ リシャに実在した「封印の島」を舞台に、病に翻弄されながらも力強く生き抜く人々の姿を描き、2007年ブリティッシュ・ブック・アワード新人賞を受賞、世界20数ヵ国で翻訳された長編小説。