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証言・日本人の過ちーハンセン病を生きてー森元美代治・美恵子は語る

証言・日本人の過ちーハンセン病を生きてー森元美代治・美恵子は語る

藤田真一(編) 
人間と歴史社 1996年発行

解説

回復者、森元美代治・美恵子夫妻のインタビュー記録。奄美和光園に入所した美代治氏は、邑久高等学校に一期生として進学後、さらなる学びの場を求めて多磨全生園に転園し、猛勉強のすえ慶應大学に合格。卒業後は銀行員として社会人生活を送るが、ほどなくして病を再発、療養所への入所を余儀なくされた。96年「らい予防法廃止」を機に本書を刊行したことにより、ハンセン病体験を実名で書籍化した日本で初めての回復者となった。その後の読者の反響や家族との葛藤を克明に語った第2弾『証言・自分が変わる 社会を変える』(人間と歴史社)も1999年に刊行している。