Books on Leprosy / ハンセン病図書室
トニー・グールド(著) 菅田絢子(訳)
明石書店 2009年発行
解説
世界各国でハンセン病がどのように扱われてきたのか、過去200年の歴史を一望できる数少ない書籍のひとつ。著者のトニー・グールドはノンフィクションライター。綿密な資料調査をもとに、ハンセン病の治療や救済に取り組んだ医者や宣教師、療養所のなかに閉じ込められながらも勇気をもって社会に対して声を上げた患者や回復者たちの生き様を力強く描いている。日本のハンセン病予防法や国家賠償訴訟なども取り上げられている。