Books on Leprosy / ハンセン病図書室
伊波敏男
人文書館 2015年発行
解説
ハンセン病回復者として挫折と苦悩の半生の記『花に逢はん』を著してハンセン病問題の語り部となった伊波敏男さんが、10年に渡って書き綴ってきたコラムを集成した一冊。故郷である沖縄に重くのしかかる問題に思いをめぐらし、日本および日本人がどうすべきかを本土にむかってメッセージを発信してきた。東日本大震災や原発問題など、その時々の世情に警鐘を鳴らし、希望の未来を見出すために「小さな者の視座」から模索する。