語り継ぐハンセン病―瀬戸内3園から

山陽新聞社 (編集)　　
山陽新聞社　2017年発行

解説

本書は山陽新聞で連載されたシリーズを単行本化したもの。国の政策を違憲とした2001年の熊本地裁判決から16年。元ハンセン病患者の高齢化が進行し、問題が風化しつつあるなか、「ハンセン病」から何を学び、将来へ語り継いでいくべきか。邑久光明園・長島愛生園・大島青松園、瀬戸内３園の入所者たちに取材を行い、貴重な証言から「隔離」の歴史をひもとく。連載時から話題を呼び、本書は石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞、日本医学ジャーナリスト協会賞大賞を受賞した。