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Topics 2015.8.3
日本青年会議所主催のイベント「サマーコンファレンス2015」が2015年7月18日(土)、19日(日)に横浜市で開催され、ハンセン病制圧大使・笹川陽平氏が「誇りある日本創造フォーラム」に参加、自らのハンセン病制圧活動について語りました。
別会場では、女優・作家の中江有里さんによる北條民雄の『いのちの初夜』の朗読会も。中江さんは学生時代、この本をきっかけにハンセン病に関心をもち、卒業論文ではハンセン病文学を取り上げたそうです。朗読会後のトークショーで、中江さんは、ハンセン病のことをほとんど知らない若い世代に対してすべきことを尋ねられ、「愚直に繰り返し伝えていくこと」の重要性を強調しました。
また関連イベントとして、パシフィコ横浜会議センターでは、日本財団フォトグラファー・富永夏子さんの写真展『ハンセン病を考えることは、人間を考えること』も開催されました。富永さんによると、「この展覧会を見た高校生の姪が、“行ってよかった。みんな、考えさせられるねって話してたよ”とメッセージをくれた。これほどうれしいことはない」とのこと。
この二日間のために全国から集った青年会議所メンバーは約1万人。台風の影響であいに
くの天気でしたが、ハンセン病について多くの人びとに知ってもらう絶好の機会となったようです。