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ハンセン病の歴史を語る―人類遺産世界会議はじまる

Topics 2016.1.29

DSC020132016年1月28日(木)、「ハンセン病の歴史を語る―人類遺産世界会議」がはじまりました。午前の部では、アニメーション映画監督の宮崎駿さんが特別講演。多磨全生園の近所に住んでいることから、次第にハンセン病に対する理解や入所者との交流が深まり、歴史的建物の保存活動を支援するにいたった経緯などを話しました。途中からは、宮崎さんと親交を結んできた全生園自治会長の佐川修さん、国立ハンセン病資料館運営委員の平沢保冶さんも登壇、宮崎さんとの出会いがきっかけで「人権の森構想」が動き出したことなど、さらに知られざるエピソードを明かしました。

DSC02175午後は、ハンセン病の歴史遺産や資料の保存、その利活用に取り組んでいる各国の研究者や活動団体リーダーが登壇し、それぞれの活動状況や今後の構想についてのプレゼンテーションおよびセッションが行われました。

この会議は、さらに29日の午前・午後のセッションを経て、最終日の30日には「東京宣言発表・決意表明署名」が行われる予定です。

宮崎さんの講演および各セッションのレポートは、近日中に当サイトでレポートいたします。

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