Blogブログ
Update 2017.3.15
かつて「天国」と呼ばれた療養所があった。 患者も職員も村人も自由に往来できる生活圏を形成し、 死後永眠する墓地においても地域の人びとと共存する。 それは、日本カトリックの父として知られる岩下壮一が、 看護婦の最高名誉ナイチンゲール記章を受賞した井深八重が、 命を尽くした神山復生病院である。 神山復生病院には「負」も「闇」も見当たらない。 なぜ、これほどに稀有な場所と関係を生み出すことができたのか? カトリック信仰をもとに築かれた独特の復生スピリットとは? リニューアルオープンしたばかりの復生記念館を訪ねて、その秘密に迫った。