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〔慶大生が開催、インドの物乞いを考える写真展〕「THINK NOWハンセン病」キャンペーン

Topics 2017.11.8

omoteurathinknowlogo学生団体S.A.L.は、11月18, 19日、東京・下北沢にて野外写真展「こいのつま -インドの物乞いを想う-」を開催する。

慶應義塾大学公認の学生団体で、様々な社会問題や国際問題を発信する活動を行う当団体。彼らが今回焦点を当てるのは、インドで物乞いを行う人々だ。中でも、ハンセン病という病を経験した人々や、沙漠を移動する民族、最貧困地域にて暮らす人々を取り上げる。

インドには、物乞いで生計を立てる人々が多くいる。道端に座り込み、お金や食べ物を求めて、富裕層や観光客に手を伸ばす。未だに残るカースト制度や、ハンセン病という病への差別が原因で職を得られず、物乞いをせざるを得ない人々もいる。彼らの貧困状態や衛生環境は、インド国内でも社会問題になっている。しかし、「物乞い」という行為が問題視されるあまり、彼らにも家族や生活があることは軽視されがちだ。当写真展では、今まで注目されてこなかった彼らの「暮らし」と「表情」に焦点を当てる。

監修を務めるのは、当団体に所属し、在学中に計3カ月以上もの月日を現地取材に費やしてきた松村拓朗さん(慶応義塾大3年)。彼らの暮らしに密着した松村さんは「彼らは確かに貧しいけれど、決して目を逸らさなければならないような卑しい人々ではない。『物乞い』という単語からは到底想像することもできない彼らの素直な暮らしを見て欲しい」と話す。表題の「こいのつま("恋のきっかけ"の意)」は、そんな貧しくも素直な「暮らし」や「表情」に、心惹かれる体験をしてほしいという願いが込められている。

当写真展は下北沢駅南口から徒歩3分の高架下野外スペースで行われ、当日は同会場にてドキュメンタリー映像展も同時開催される。こちらは東日本大震災で被災した福島県の宮司さんに密着したドキュメンタリーが上映される予定で、予約制となっている(写真展は予約不要)。

時に笑い、時に涙し、親は子を想い、子は親を想うインドの日常。そんな暮らしを写した、素直で色鮮やかな写真展だ。入場料は無料で、入場者に先着でポストカードがプレゼントされる。11月18, 19日、下北沢へ足を運んでみてはいかがだろうか。

※このイベントは 「THINK NOWハンセン病」キャンペーンの一環として行われています。

【イベント情報】
「ALIVE & PEACE」
日時:2017/11/18(土),19(日)
⚠︎野外イベントのため、雨天延期
写真展「こいのつま -インドの物乞いを想う-」:16:00~21:00
映像展「音なき潮騒」:17:00の部、19:00の部(ご予約はこちらhttps://goo.gl/T5nidx
場所:下北沢ケージ(東京都世田谷区北沢2-6-2 京王井の頭線高架下)
交通アクセス:京王井の頭線・小田急線下北沢駅徒歩3分
主催:学生団体S.A.L.(HP: http://salkeio.com/)
お問い合わせ:aliveandpeace@gmail.com
HP:http://arive-and-peace.jpn.org/