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Topics 2017.2.6
世界のハンセン病療養所 公開をしました。
ハンセン病はかつて不治の病とされ、隔離以外に有効な感染防止策はないと考えられていました。ハンセン病患者の重い後遺障がいに対する偏見や差別心も伴って、世界中の国々や地域に患者を収容し隔離する療養所がつくられてきました。それらの各国、各地域の療養所には、ハンセン病患者たちが負わされた過酷な宿命を象徴するという意味での共通点がある一方で、風土や宗教や文化の違いを反映して、それぞれ独自の歴史も抱えています。世界のハンセン病療養所の成り立ちと現在を知ることで、人類が長らく抱えてきた病気と差別との闘いの足跡を辿るとともに、それらを乗り越えていった当事者や関係者の知恵や勇気に触れることができるのです。