Da qin Island (Tai Kam Island)
大衾島(大襟島)
中華人民共和国
Leprosy and the Islands / 世界の島は語る
Da qin Island (Tai Kam Island)
中華人民共和国
広東省江門市の26キロメートル沖合で、
約1世紀の隔離の歴史を刻んだ島
広東省江門市台山の赤渓鎮の沖合に浮かぶ、面積9平方キロの小島。
1904年、アメリカバプテスト教会により建設が始まり、1924年に完成、当時は「新寧県五邑らい療養所」と呼ばれた。1929年から患者収容をはじめ、ピーク時(時期不明)には600名の患者が生活した。
2010年、広東省立「泗安医院」に統合され、2011年1月9日、残っていた44人全員が、広東省東莞の泗安医院に移され、大衾麻風病院は閉鎖された。
(参考:泗博記事#在文春等三個同學幫助下,完成了大襟島布展,時針用拐杖。圖片作時間點,大鍾上面有一行字:2011年1月9日上午10點35分,大船啟航,44名麻風病康復者撤離大襟島。)
中国では20世紀初頭、外国人宣教師による救済が行われた。日本統治下では隔離政策がとられ、1950年代より中国政府が本格的にハンセン病対策に乗り出した。
現在、中国内には600を超えるハンセン村が存在し、多くの回復者が暮らす。それらは困難な場所にあることが多く、島に設けられているものも少なくない。偏見や差別が強いため、政府やNGOなど協力のもと、差別解消に向けての取り組みが続けられている。
大衾島(大襟島)
国:中華人民共和国
面積:9㎢
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最后的孤島
黄炎紅(著)ほか
出版社HP : http://www.ctsp-sz.com/