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Update 2015.12.14
沖縄愛楽園から命懸けの脱走を経て、人びととの稀有な出会いに支えられながら、ついに人前に晒すことができなかった両手をポケットから出し、傷だらけになりながらも社会に対して声をあげつづけた伊波敏男さん。長野の子どもたちとの交流や、フィリピンの地域医療を支える奨学金を通して、伊波さんは若者たちに何を託そうとしているのか。ライフストーリーをうかがうロングインタビューの後半をお届けします。
Update 2015.12.14
砲弾が飛び交う沖縄の戦禍を家族とともに生き延びながら、ハンセン病をもらいうけてしまった少年が、進学したいという一途な思いを育み、ついに療養所からの脱走を決意した。回復者であることを包み隠さず、社会復帰を果たし、現在は長野県上田市に暮らしながら、『花に逢はん』『ハンセン病を生きて』などの著書を精力的に発表しつづける伊波敏男さんのライフストーリーをうかがいました。
Update 2015.12.14
熊本の「菊池恵楓園」で出会った人びとのライフストーリーを、ラジオ、テレビ、さらに著作を通して丹念に紹介してきた井上佳子さん。水俣病や日本の戦争を扱う骨太のドキュメンタリー作品においても、ジャーナリストとしての姿勢を真摯に問い続けてきました。ひさしぶりに恵楓園を訪れた井上さんに、ハンセン病取材当時の様子や、その後の仕事を通して考えてきたことなどをうかがいました。
Update 2015.12.14
現在自治会長をつとめる志村康さん。菊池恵楓園にやってきたのは戦後まもない1948年、志村さんはまだ10代半ばだった。療養所内での待遇改善を求めるための運動、音楽部での恩師との出会い、夢中になったヨーロッパ映画。当時の恵楓園の様子、入所者の生き生きとした暮らしぶりについて語っていただきました。
Topics 2015.12.11
2016年の「世界ハンセン病の日」(毎年1月の最終日曜日)は、1月31日です。この日に、ハンセン病文学をテーマに六本木で「知的書評合戦ビブリオバトル」を開催します。 当日は、ハンセン病回復者の生き方を描いた小説『あん』の作者・ドリアン助川氏、大学時代に北條民雄について論文を書かれた中江有里氏、ハンセン病回復者の森元美代治氏をゲストに迎え、トークショーも行います。 皆さまのご応募...
Update 2015.12.4
2015年12月13日(日)14:00より、フジテレビにて、ドキュメンタリー番組『差別の病を生きて 〜ハンセン病の今〜』が放送され、WHOハンセン病制圧大使・笹川陽平氏が出演します。 タイトル:『差別の病と生きて 〜ハンセン病のいま〜』 放送日時:2015年12月13日(日)14:00〜14:55 放送局:フジテレビ(関東ローカル:東京 千葉 神奈川 埼玉 茨城 栃木 群馬) ...
Update 2015.12.3
11月6日(金)、天皇皇后両陛下が初めて作詞作曲された御歌「歌声の響」とその誕生エピソードが収録されたCDブックが発売されました。 1975年(昭和50年)7月、皇太子ご夫妻時代の両陛下が沖縄県にある国立ハンセン病療養所「愛楽園」(現・国立療養所沖縄愛楽園)をはじめて訪問しました。 愛楽園に着いた両陛下は居住区や病棟を周り、在園者一人ひとりに手を差し伸べ、言葉をかけながら温かな...
Update 2015.11.20
弱者切り捨てをしないような仕事がしたい。そう思いこころざした医学の道。しかし大島青松園で知ったハンセン病政策の歴史、回復者たちとの出会いが、一人の青年の将来を決定づけた。ハンセン病患者のための医者となり、現在、邑久光明園で園長を務める青木さんは、これまで何を感じ何を考えてきたのか。また、現在、療養所の現場では何が問題になっているのか。
Update 2015.11.20
昭和23年、中尾伸治さんが戦後まもない長島愛生園にやってきたとき、島にはおよそ1700名の入所者が暮らしていた。許可が下りれば帰省も許されたものの、目の前に立ちはだかっていたのは職員地域への立入禁止、社会からの偏見という現実。その現実を見つめながら、入所者たちはどんな日々を送り、何を生きがいとしてきたのか。現在、愛生園で自治会長をつとめる中尾さんにうかがいました。