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Update 2016.11.17
観光客で賑わう群馬県の草津温泉街。 その東側に、かつて「湯之澤」と呼ばれるハンセン病者の集落があった。 世界のハンセン病コロニーに照らしても特異なのは、 この集落が隣接する草津町と持ちつ持たれつの関係をつくりつつ 明治中期から国の隔離政策が始まる昭和初期までの約60年間にわたり 自治を成立させていたことだ。 この実績は、国立療養所栗生楽泉園の「自由地区」として受け継がれた。 そ...
Update 2016.11.17
11月6日(日)から19日(土)まで国立ハンセン病資料館1階ギャラリーで開催中のハンセン病ファッションアート展。期間中の11月13日(日)、国立ハンセン病資料館の1階映像ホールでトークイベントが開催されました。 パネリストは日本最大のファッションショー「東京コレクション」でハンセン病をテーマに作品を発表したファッション・デザイナー、鶴田能史(つるた・たかふみ)さん、東京コレクシ...
Update 2016.11.9
日本財団会長の笹川陽平氏は、ハンセン病制圧における突出した貢献、保健と人権に関する模範的な活動成果が評価され、国際看護師協会(International Council of Nurses 本部:スイス・ジュネーブ)から保健人権大賞(Health and Human Rights Award)を授与されることになりました。同協会CEOのフランシス・ヒューズ氏は「ハンセン病は治る...
Update 2016.11.7
今年11月3日(木・祝)、多磨全生園で「全生園まつり」と「秋の緑の祭典」が合同開催されました。木に囲まれた敷地の路地に屋台が立ち並び、ソーラン節やサックス演奏などの催し、けん玉、コマ遊びといった体験コーナーが設けられ、入所者の方々をはじめ、多くの来場者や関係者でにぎわいました。また、公会堂では市内の小・中学生が描いた多磨全生園の絵や、入所者が製作した陶器などの作品も展示されまし...
Update 2016.10.27
国立ハンセン病資料館(東京・東村山市)の1Fギャラリーで、コンウォール・リー女史に関する展示会が開催されています。 コンウォール・リー女史は、英国教会福音宣布協会の宣教師として1907年(明治40年)に来日、全国から温泉の効能を頼りにハンセン病者が集う草津の湯ノ澤地区の惨状に胸を痛め、1916年(大正5年)に「聖バルナバミッション」を立ち上げ、病者を救済するためのさまざまな活動...
Update 2016.10.27
国立ハンセン病資料館(東京・東村山市)では現在、「生きるための熱」と題して、各地の療養所で盛んにおこなわれていたスポーツに焦点をあてた企画展示を開催しています。 ハンセン病療養所では、1910(明治43)年頃にはすでに運動会が開催され、1925(大正14)年前後から、野球、テニス、卓球、相撲などが盛んになっていきました。戦後はバレーボールやソフトボールやバドミントンが、また入所...
Update 2016.10.26
インドでハンセン病コロニー支援をおこなうNPO団体、わぴねす。 代表理事/副代表理事をつとめる梶田さんと安田さんは学生時代に出会い、 ワークキャンプ活動に参加していくなかで、 いつしかインドと深く関わるようになっていったという。 明るく、元気に。先入観にとらわれず、自然体であることを忘れない。 わぴねすが思い描く未来は、ヒューマンタッチで総天然色です。
Update 2016.10.25
北海道出身のハンセン病回復者とその家族を支援する「はまなすの里」。 その15年の活動を牽引してきたのが代表をつとめる平中忠信さんだ。 御歳90歳。自身も若き日に病気との闘いを克服し、 つねに社会的弱者に温かい目を注いできた。 その半生を振り返りながら、北海道のハンセン病回復者支援の 実践の様子と将来の展望について話をうかがった。
Update 2016.10.20
国内屈指の湯治場の歴史をもつ草津において、 ハンセン病者を救済する「バルナバミッション」を立ち上げた コンウォール・リー女史の足跡と偉業を紹介する
Update 2016.10.18
瀬戸内海に浮かぶ、面積わずか61haの島につくられた大島青松園。高松港から官有船でおよそ20分。しかし橋をもたない離島という土地柄は、 隔離という現実がなくなったあとも地域社会との交流を困難にすると考えられていた。その状況を変えたものとは、何だったのか。大島青松園で自治会長を務める森さんに、大島での取り組みについてうかがいました。