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Update 2016.8.1
ハンセン病の治療法がいまだ確立していない時代、 手足の不自由ばかりか、視力を奪われてしまう人が数多くいました。 かつて隔離政策下にあったハンセン病療養所において、 盲いた人びとは、さらに閉ざされた過酷な境遇を強いられましたが、 生きることの意味を模索しながら、文芸などの活動で才能を開花させた人もいました。 そのように、暗闇のなかで光を求める人びとのために、 50年もの長きにわた...
Update 2016.7.7
エチオピアのハンセン病回復者団体、ENAPAL(エナパル)。そのENAPALが今もっとも力を注ぐのが「マイクロクレジット(小口融資)」という就労支援への取り組みです。これにより、エチオピアでは回復者が仕事を持ち、社会復帰を果たす動きが高まっています。しかしその一方で、未だに仕事を持てず、貧困に喘ぐ回復者も後を絶ちません。 彼らの明暗を分けるものとは、いったい何なのでしょうか。 ...
Update 2016.7.6
ハンセン病制圧大使・笹川陽平氏は、2016年6月7日から6月10日にかけてバチカン市国を訪問し、国際シンポジウム「ハンセン病患者・回復者の尊厳の尊重とホリスティック・ケアに向けて」に参加しました。 宗教の違いを乗り越え、ハンセン病差別の撤廃を世界に訴えることを目的にローマ教皇庁と日本財団が共催したこのシンポジウムには、宗教指導者たちと、各国のハンセン病回復者団体が集まりました。...
Update 2016.7.6
「THINK NOWハンセン病」のロゴマークをトランクスにつけてリングに立つ、プロボクサー・村田和也さんについて日本財団の宇田川貴康さんから寄稿いただきました。以下に全文を掲載いたします。 村田和也と名乗る男性からメールが届いたその日は1月31日、今年の「世界ハンセン病の日」にあたる日でした。「はじめまして、私は現役のプロボクサーです。ハンセン病に縁があって、挫け...
Update 2016.7.4
日本財団のフォトグラファー富永夏子さんの写真展が尼崎市立地域総合センター神崎(兵庫県)で本日より開催。 「THINK NOWハンセン病 キャンペーン2016」の一環として、東京・大阪・福岡で行われた同名の写真展で展示された写真が、本日2016年7月4日(月)から8月27日(土)までの間展示されています。 お近くにお越しの際は、ぜひ足をお運びください。 <開催概要> 「ハンセン病...
Update 2016.7.4
ハンセン病を扱った小説として久々のベストセラーとなった『あん』。 どら焼き店ではたらく千太郎、高校進学を控えて居場所のないワカナ。 そして療養所で長年暮らしてきた、あんづくりの名人・徳江さん。 社会に暮らす等身大の人たちが交錯する物語は、 なぜ海外でも大きな反響を呼んだのか。ドリアン助川さんにうかがいました。
Update 2016.6.24
2016年6月19日(日)より、東京・新宿南口の紀伊國屋書店新宿南店で「ハンセン病をめぐるブックフェア」がスタートしました。並べられた関連書籍は約100冊。書店ではあまりない見ることのできない本もとりそろえたハンセン病の特集棚が2箇所に設置されています。 また、本フェアのために編集された「ハンセン病を学ぶためのブックガイド」(無料)が置かれており、さらに『ハンセン病 世界と日本...
Update 2016.6.21
2016年3月にご紹介した、英国ヨーク大学グローバル・ヘルス・ヒストリー・センター出版の『LEPROSY A SHORT HISTORY』が、York Disital Libraryというサイトからダウンロードできるようになりました。 https://goo.gl/Blfl04 本の内容に関しては、当サイトの紹介記事を再掲載します。 『LEPROSY A SHOR...
Update 2016.6.17
ハンセン病の問題に取り組む世界各地の研究者や専門家と親密なネットワークを築き、 当事者たちへのインスパイアをし続けてきた山口和子さん。 変わりゆく世界のハンセン病の状況にどのように向き合ってきたのか、 山口さんのこれまでの体験や仕事をうかがうとともに、 ハンセン病の歴史をどのように残し継承していくべきなのか、 当サイトの未来のためにもヒントをいただきました。