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Update 2016.4.11
緻密な鉛筆画の肖像で知られる画家・木下晋さんはハンセン病回復者で詩人の桜井哲夫さんを10年にわたり描き続けました。薬の副作用によって眼球を失った桜井さんが手に入れた「光を放つ心の目」。制作のあいだずっと、その視線を浴びていたと木下さんは語ります。
Update 2016.4.11
ハンセン病制圧大使・笹川陽平氏と同行し、ドキュメンタリーのレポーターとして世界各国のハンセン病患者・回復者との対話を重ねる華恵さん。取材者として辛い話を「聞き出す」ことにとまどいながら、相手との心の一線を飛び越えた先に、彼女が見たものとは――。
Update 2016.4.11
サンゴ礁に囲まれ、島内に亜熱帯の原生林が多く残る奄美大島。その中心地である名瀬市のはずれにつくられた和光園は、現在、全国13の国立ハンセン病療養所のなかで、もっとも入所者数が少ない療養所となっている。退所者の立場から、「ハンセン病文庫」創設など、独自にハンセン病啓発活動を展開している森山一隆さんに、入所していたころの話や、退所後の生活や活動について、話をうかがいました。
Update 2016.4.8
4月1日より、厚生労働省からの受託によって日本財団が国立ハンセン病資料館の管理運営者となり、4月7日、日本財団が行った定例記者懇談会においてその詳細が発表されました。管理運営の対象は、清瀬の国立ハンセン病資料館(1993年開館、2007年建築リニューアル)および草津の重監房資料館(2014年開館)。いずれもハンセン病に対する正しい知識の普及啓発により、偏見や差別の解消と患者・回...
Update 2016.4.6
インドネシアの保健省が作成したハンセン病早期診断啓発ソング『パッチを見つけよう|Let's Find Patch』が公開されました。 ハンセン病は、初期症状であるパッチ(斑紋)を見つけた段階ですぐに診察を受け、適切な治療を行えば、後遺症などが残らず完治します。 知らないうちに症状が進行してしまわないように、早期発見、早期診断の重要性を認知してもらうことが目的です。 YouTub...
Update 2016.4.5
2016年4月3日(日)の東京新聞の書評欄にて、『ハンセン病 世界と日本』が紹介されました。評者の黒坂愛衣氏は『ハンセン病家族たちの物語』の著書もある、現代社会問題の専門家。 『ハンセン病 日本と世界(病い・差別・いきる)』 2016年2月10日発行 企画:日本財団 編集:ハンセン病フォーラム(日本財団+松岡正剛事務所+工作舎) エディトリアル・ディレクション 松岡正剛 定価:...
Update 2016.3.24
ハンセン病に関心をもつ若い世代が駿河療養所に集まり、かつてここで暮した作家の作品を読む会を定期的に開いている。彼らのモチベーションは何なのか。読書会を続けることでどのような化学反応が起こっているのか。全国の療養所で入所者の高齢化が進むなか、ハンセン病者によって書かれた文学作品は、当時の患者心理や療養所内のようす、社会からの眼差しなどを知る手がかりとして重要性を増している。読書会...