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Books on Leprosy / ハンセン病図書室

ビート・ヴィジョン

ビート・ヴィジョン

アーサー&キットナイト(編) 金関寿夫(訳) 
思潮社 1990年発行

解説

1950~1960年代のアメリカ文学界に登場し、既存の価値観や社会体制を否定する作風で若者を熱狂させ、世界に名を広めたビートニク文学。本書はビート世代を代表する作家、ジャック・ケルアックやウィリアム・バロウズらの詩や手紙、日記などの貴重な記録が収められたアンソロジー。その中に詩人ピーター・オーロフスキーの作品「癩病病みの叫び」がある。インド・バナーラスの路上で出会ったハンセン病者の女性の悲惨な状況を詩独特のリズムに凝縮し描写しており、オーロフスキーの悲嘆とともに、自身の怠惰な生への蔑視の思いが露わになっている。